【映画】マン・オブ・スティール【レビュー】

映画批評

どうも。

年末は完全に干物男になっていた野川太郎です。

今日は、スーパーマン映画シリーズの中で、私が一押しする映画、マン・オブ・スティールについて考察します。

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スーパーマンリターンズに対するアンチ映画!

本作は本来スーパーマンリターンズ(前作)ですべきだったことをすべて入っている映画であると私は考察しています。

前作はXMENシリーズの監督がXMEN3のオファーを蹴って制作した映画でしたが、派手さがあまりなく、かなり真面目に作ってしまった失敗作でした。(私は実際に映画館で鑑賞しました)

前作で映画ファンが求めていたものはCGによるド迫力なスーパーマンの活躍でした。
けれど、それが前作ではできず、またお約束のクリプトナイトで弱体化といういつものスーパーマンを見せられ、がっかりした自分を今でも覚えています。

けれど、本作は前作の不満をこれでもかと言うくらい解消しており、またザックスナイダー監督テイスト(ダーク)が好きな方にはかなりおススメです。

クリプトナイトと宿敵レックスルーサーがでないので逆に面白い!

実を言えば、レックスルーサーやクリプトナイト(スーパーマンの弱点)ネタに私はうんざりしていました。

その理由は、これがあると大迫力の映像が見れなくなるからです。敵も味方もどちらも強大であるからこそ作品は盛り上がると私は考えています。ですので、レックスルーサーがスーパーマンの弱点を突いていつも追い詰める展開はテレビドラマでやっても本作ではやってほしくない演出でした。

私の願いがかなったのか本作はそのような展開は一切ありませんでした。

スーパーマンや悪役たちは共にクリプトン人のため、対等の対決をド迫力のCGを使ってのアクションが非常に面白く、スーパーマンシリーズの中では最高傑作ではないかと個人的には思っています。

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前半と後半のバランスの悪さが逆に良い!

前半はとにかく暗いのが本作。
クリプトン星が消滅するシーンから始まります。CGを駆使してしかも、クリプトン星を詳細に描いている所が特にいいです。

スーパーマンが地球にやってきて、表舞台に立つまでの間のストーリーは特に暗く、能力を隠して生活する辛さ、自分自身を表現できない苦悩を徹底的に描いており、視聴者を夢中にさせるでしょう。

そして、後半になると ゾット将軍率いる軍隊 VS スーパーマン&軍隊の構図がムネアツ展開。
今までになかったスーパーマンのストーリー展開。

そして、私が一番驚いていることは後半の戦闘シーンが永遠と続くことです。

トランスフォーマーに匹敵する大迫力でスーパーマンたちクリプトン人の戦闘を描いており、飽きるスキがまったくありません。

前半はドラマ性に特化し、後半はGCを用いた戦闘シーンに特化しています。

どこかで、休憩シーン的な、休む間のようなシーンがあるのが映画の鉄則ですが、本作にはありません。
見どころとその間のつなぎのシーンを掛け合わせ、起承転結を映画で描きますが、本作は前半ドラマ・後半戦闘シーンの2部的に構成されているのが特殊。

個人的にはこれで良かったと考察!

徹底的に攻めている本作に私は心を奪われました。

スーパーマンがヒーローをしていない!

ザックスナイダー監督のダークテイストのためか、スーパーマンはヒーローをしていません。
ネタバレになりますが、スーパーマンの戦い方が今までの作品と異なるのです。

彼の戦闘スタイルはプロレス。周りの被害など一切考えない戦い方をするため、多くの高層ビルが崩壊していきます。
※絶対スーパーマンの攻撃で死傷者を多数出している!

今までのヒーロー映画では絶対になかったシーンです。

ですが、スーパーマンやゾット将軍のような異星人の戦闘になれば、それも致し方ない。逆にそこを気にして演出すると映像的につまらなくなります。

私は周りを気にせず、多くの高層ビル等を破壊してでも敵を倒そうとするスーパーマンの演出にかなりハマりました。

総括

本作はダークなテイストと圧倒的CGによる大迫力戦闘バトルを楽しむことができます。
今までのスーパーマンに飽き飽きしていた人向けの作品であると考察しました。

今日は以上です。

ご視聴ありがとうございました。

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