塾講師の日常 夏期講習後のアベンジャーズたち

塾日記

どうも。
雪が大嫌いですが、スノースポーツに興味が湧いている野川太郎です。
今日は2017年の夏季講習にやってきたアベンジャーズたちのその後について語っていきます。

以前の投稿はこちらです

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塾の夏期講習の本当の狙い

集団授業の夏期講習は実はもう一つ目的があります。それは生徒を入会させることです。

夏期講習は値段を手ごろにすることで、夏休みに勉強をサボる子供さんをどうにかしたいと思ったご家庭が飛びつくようにできています。夏期講習とは元々塾に通っていなかった生徒を集客する狙いもあるということです。

塾に通う者・去る者

塾講師にとって、個別・集団関係なく夏期講習をすると、この生徒は通い続けるな、この生徒は絶対塾に通った方が良い等の考えが頭をよぎります。それはアベンジャーズたちも例外ではありません。

【アニメイト】や【クネクネ】は絶対に通うべき生徒であり、同時に入会すると思いました。また、【英語破綻女子】は塾に絶対通わなければならない生徒である一方で、きっとこの生徒は入会しないと思いました。

理由はいくつかあります。
その一つは【クネクネ】が原因です。

彼はとにかく貧乏ゆすりをはじめ、問題を解くときに静かに出来ない生徒でした。授業を妨害する系の生徒ではないのですが、彼の解答時のシャーペンの音、消しゴムの音等のしぐさがとても不快だったことは事実です。その被害者が他でもない【英語破綻女子】でした。

彼女は相当嫌がっていましたが、顔に出さないように必死だったそうです。私はもっと早く気づけていればよかったと後悔と反省をしています。

もう一つの理由は彼女からのやる気が全くないことでした。
生徒には二種類います。自ら塾に通う者と通わされる者。前者は大体学力が向上し、後者は停滞する傾向があります。

【英語破綻女子】は後者のタイプであり、同時に勉強に対する意欲が誰よりも低かった。そして、誰よりも根気も感じられない。その場しのぎの生き方をするタイプで進学校に行っても絶対に勉強しないタイプであることは容易に想像がつきました。

その結果、夏季講習が終了した時点で、彼女は入会することはなくもう会うことはありませんでした。

では他の生徒はどうだったのでしょうか?

出来ない出来ない詐欺は集団授業を続投

出来ない出来ない詐欺は予想通り、入会することになりました。けれど、指導方針が他の生徒と違いました。この時期に塾は集団での指導を新たに取り入れており、彼女は個別の指導ではなく、集団授業を選択したのです。

夏期講習の時もそうだったのですが、彼女は学校を楽しむタイプであり、皆と一緒に勉強したい陽キャタイプの典型例。私が個別指導しているジャイ子とは正反対の生徒でした。
しかし、集団授業を選択した彼女でしたが、予想外のことが一つ起こりました。

学年が違う生徒たちと一緒に指導をすることになったのです。

学年が違うその姉妹を仮に【秀才姉妹】と名付けましょう。
担当は私ではありませんでしたが、この秀才姉妹は出来ない出来ない詐欺と年齢が1歳違い、姉妹も1歳の違いがあり、1年2年3年生が同時に授業を受けることになったのです。

そのため、当時担当していた先生は3人別々の内容を教えることに必死だったことを覚えています。特に出来ない出来ない詐欺は自由奔放なので苦労したでしょう。

けれど、彼女本人はとても楽しんで勉強もしっかりっしていたので結果は良し。

その他アベンジャーズたちについて

【アニメイト】は個別指導を選び、別の先生の担当になりました。集中力があまりないのでよく休憩ととっていたことを覚えています。

【クネクネ】はこの時は入会せず、冬になってから別の先生との個別指導を選択しました。

秀才である【大門先生】は夏期講習と冬期講習のみに参加していましたが、高校に入ると同時に塾に入会することになりました。

大門先生に関しては中学の勉強は問題なかったのですが、とても頭が固いことがネックでした。文字を覚えることに特化した文系タイプの生徒だったため、数学があまり強くなかったことを後に知りました。基礎計算はできるのですが、応用問題になると一気に解けなくなるタイプです。

覚えれば解答できる分野には強いが数字に弱い。現に理科の電気の計算問題に関しては苦戦しており、【クネクネ】の方が正解率が高かったことを覚えています。

実業高校を志望する生徒たちについて

実業高校志望クラスの生徒は4人いました。そのうち二人が入会を決めてくれました。一人は出来ない出来ない詐欺とよく痴話げんかしていた【おじいちゃん】。彼は別の教師による個別指導を選択しました。

そして、もう一人の女子生徒【マレフィセント】は後に友人である【ハムスター】を連れて二人の集団授業を選択しました。

その担当が私、野川太郎でした。

つづく・・・・

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