ワーホリ㉑ ケアンズ語学学校編 クレイジージェイソン先生の話

ワーホリ
dig

どうも。

英語力特にリスニング力が全く伸びず、焦っている野川太郎です。

今日はジュリエット先生に代わって、英語を教えてくれたクレイジージェイソン先生について話していきます。

スポンサーリンク

ジュリエット先生がお休み

週3で担当してくださっていたジュリエット先生がお休みしました。

理由はお子さんがインフルエンザになっただそうです。この時期にインフルエンザというのも珍しいのですが、お子さんの介護をしなければならずお休みということになりました。

代わりの先生として、大柄でフレンドリーな男性教師がやってきてくれました。

なぜ、クレイジーなのか?

私は今まで女性の先生の指導しか受けたことがありませんでした。ですので、代わりの先生が男性であることに対し、どのような英語の指導をするのか楽しみでした。

すると彼は、自己紹介をする場面で自身のことを「クレイジージェイソン」と名乗ったのです。

もちろん、クレイジーは本名ではありません。彼が話す英語を完全に聞き取ることはできませんでしたが、生徒たちからクレイジーと呼ばれているから、らしいです(笑)

本人もその呼ばれ方が気に入っているらしく、生徒たちの前では、自らクレイジージェイソンと名乗っているそうです。

ですが、不思議と彼の雰囲気は私を含め、生徒たちを安心させます。

2パターンの教師が学校にいると私は思っています。

①威圧的に生徒を指導して生徒から舐められないようにする教師

②生徒に気を使いすぎて逆になめられてしまう教師

ですが、クレイジージェイソン先生は上記のパターンに当てはまらない先生でした。

③分かりやすい授業をして、生徒から好かれる教師

だったからです。

クレイジージェイソン先生は一見明るいキャラクターのように生徒に振る舞っていますが、彼自身結構な恥ずかしがり屋だそうです。

I am shy.

と言っていました。

彼の明るく振る舞っているのは、新しい生徒を前にした時に発生する緊張を隠すためなのだと思いました。ですが、生徒のことを気づかいはすれど、媚びを売る人ではありません。そこが素敵なのでしょう。

余談ですが、オーストラリアの男性陣は基本的に大柄です。日本人視点で見るとですが。

XMENのウルヴァリン役を演じたヒュージャックマンがいるかのような錯覚を時々起こす私です。

ジュリエット・ジェーンの授業方法について

ジュリエット、ジェーン先生たち女性教師たちから英語の指導を今まで受けてきた私ですが、クレイジー先生の授業が一番良いと確信しています。

二人の女性教師の先生の指導が悪いわけではありません。

常に生徒に寄り添って授業をしてくれています。

ですが、二人の授業に共通していることが一つあります。それは真面目すぎることです。

真面目に教科書通りに授業を進める指導方法を二人の教師は行います。

もちろん、これは正しい方法です。ですが、日本で塾講師をしていた私だから分かることなのですが、教科書の内容をすべて真面目に指導することは逆効果になることがある。

私はそう言いたい。

語学学校で使用される英語の教科書は確かに知識が豊富に詰まっています。

けれど、それをすべて熟せるだけの技量が生徒側にあるわけではありません。

正直、退屈な内容もたくさんあるのです。

退屈と感じた英語内容は頭には入りません。

本当にただの勉強になってしまい、英語を話す力がつくか私は疑問でした。

私を含めたこのクラスの生徒たちは英語を話す・聞く能力を身に着けるために語学学校に通っています。

私たちが知りたかったことは英文法の知識でも英語長文の読解能力でもありません。聞く話す力を伸ばしたいだけなのです。

二人の授業は時々、日本の中学高校の英語教育と何ら変わらないと思う時があります。

私たちが望んでいた勉強は、オーストラリア人ネイティブにしか教えることができない、英語の助言的な勉強でした。

クレイジージェイソン先生の英語の指導方法について

彼の指導方法は少し違いました。

まず、教科書の内容どおりに進めます。けれど、退屈だと判断した内容を平気で飛ばすのです。

英語で退屈だとはっきり口にして、別のページの内容を行うのが彼の手法なのです。

彼が切り捨てた退屈な内容は、我々にとっても退屈でした。

正直勉強しない方がいいと思っていた内容を彼が飛ばしてくれるのです。

その内容を飛ばしても週末テストに影響するほとでもないので、誰も損をしません。

また、彼は英会話を教えてくれる先生でもありました。

例えば、I want to play baseball.(私は野球をしたい)というフレーズに対し、

オーストラリア人は面倒くさがりだから、want to~ なんて使わないと教えてくれました。

want to ではなく、wanna を使うのがオーストラリアでは一般。

彼は常にbetter(こっちの方が良い) と言っていました。

私たちが聞きたかった英語の勉強はこれだったのです。

日本の教育でもwant to(~をしたい)を習いますが、これは文法上でのやりとり。

実際洋画を見ると、wannaを使っている場面が非常に多いです。

個人的な感想ですが、wannaの方がはるかに言いやすく、使いやすいと思いました。

アイウォントトゥより、アイワナの方が正直楽です。

また、これと類似して I’m going to play baseball(私は野球をする予定です)についても

be going to(~するつもり)は使わず、be gonna をオージーは使うそうです。

アイムゴーイングトゥよりアイムガナと言う方が楽です。

こういった、英会話のフレーズを分かりやすく、しかも楽しく教えてくれる先生が彼なのです。

彼の授業は私だけでなく、他の生徒にも好評でした。昼休みに女子生徒たちが口に出して評価していたことを覚えています。

ですが、彼の指導は期間限定だったため、それ以降彼の指導を受けることはありませんでした。

ジュリエットとジェーンは本物の学校の教師。

だからこそ、まじめに教科書通りに進めます。

けれど、ジェイソン先生は一番生徒のためになる勉強は何だ?と考える人だったのでしょう。

学校からすれば、彼のやり方はまさにクレイジーだったのでしょう。

ちなみに、彼が本来担当しているクラスは上級者レベルのクラスのようです。

今回のことで一番学んだことは、色々な先生の価値観の中で英語を勉強することが語学学校ではできるということです。

ジュリエットやジェーン先生は決して外れ教師ではありません。

色々な人の価値観の中で英語を習得することは、同時に色々な人と会話をしていることに繋がります。

それが交流というやつなのだと私は思いました。

今日は以上です。ご視聴ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました