どうも。
午前中は英単語ばかり勉強して、どんどん思考力が落ちている野川太郎です。
今日は、ハリーポッターシリーズ第3弾。ダンブルドアの秘密について考察していきます。
今回は、かなりふざけて考察していくので悪しからず!
簡単なあらすじとネタバレ
本格的に動き始めたグリンデルバルドとその手下たち。
魔法力を持たない人間を下等生物と考える、能力主義バリバリのデラード・グリンデルバルドは勢力を拡大すべく、お馬鹿な信奉者たちと協力し、自身が指名手配されていない国へ出向き、その国で選挙を行い、党首として歴史の表舞台に立とうとするN国党もびっくりな計画を実行する。
そのための切り札として、【キリン】と呼ばれる生物を確保すべく、グリンデルバルドは、同じ闇落ち系中二病のクリーデンスとモブキャラたちで捜索することに。
この【キリン】は人の内面を判断し、人間力の高い人に対してお辞儀をするという能力を有しており、この動物がいれば、民主主義がいらないという皮肉たっぷりの設定。
※つまり、このキリンにお辞儀をされないということは、内面が欲にまみれていたり、歪んでいたりするというもの。組み分け帽子もびっくりな能力(というより、帽子よりも優秀かも?)
そして、時を同じくして、グリンデルバルドの中二病的な計画を阻止すべく、ダンブルドアは中途半端なナンチャッてアベンジャーズを結成。
メンバーは、アスペルガー系主人公ニュート、健常者の兄、ニュートの動物園の飼育係、リアルアベンジャーズ、そして魔法学校の現役教師(メンバー内で一番強い)。
ダンブルドアの計画は、グリンデルバルドが選挙での不正当選を阻止しようという計画。問題は中二病のグリンデルバルドはある程度の未来予知が可能なのがネック。
そこで、中二病の元カレであるグリンデルバルドを混乱させるために、計画どおりに行かないことが計画というこちらも中二病くさい作戦で対抗する。
この【キリン】をうまく悪用して、選挙で当選しようとするグリンデルバルドVSそれを阻止しようとする元カレ・ダンブルドア版アベンジャーズというディズニーもびっくりな二項対立
どちらに中二病勢力が勝つのか?
という話です。
アスペルガー系主人公のニュート、活躍シーンが少ない問題(笑)
本作は、グリンデルバルドとダンブルドアという、元カレ同士の熱い(笑)戦いがメイン。そのため、ダンブルドアを中心の話が進んでいくため、ニュートの主人公力が今回はあまり発揮されなかったのは事実。
ニュートのパワーの半分以上は魔法動物で構成されていますが、本作では捕まった健常者の兄を救おうとするシーンでその手腕を発揮(主に動物たちが!)☚ここ重要
けれど、それ以降はダンブルドアの作戦に利用され、おいしい展開に恵まれなかった悲劇の主人公(笑)けれど、脚本家のJK(元凶)はそんな彼やファンのために最後にサービスシーンとも言える演出を用意し、色々な意味で誤魔化そうとしている感がぬぐえなーい。
また、別の意味でサービスシーンが多いのも特徴。
健常者のイケメン兄貴との絡み(意味深)が非常に多く、前作からは想像もできないくらい仲が非常によろしい。きっと、腐女子たちへのサービス要員だったのだろうと勝手に考察している非モテの私がいます!
ダンブルドアによる世界系・映画
その代り、ジュード・ロウ演じるダンブルドアが実質主人公・もしくはおいしいところをすべて持って行ってしまった、ダンブルドアのための世界系映画です(笑)
ダンブルドアの趣味嗜好(笑)を考慮して集められたメンバーたちにそれぞれアイテム等を与えるシーンは、ハリーポッターの死の秘宝を思わせる演出。
俺は元カレ・グリンデルバルドよりも先見の明が優れてますよ!といいたげな世界系映画なので、このアイテム一体何の役に立ったんだ?という感想を抱かずにはいられないのも本音!
計画通りに行かないことが計画、を立案したダンブルドア。未来を部分的にしか見ることができない元カレ・闇落ち系中二病・グリンデルバルドを混乱させられるものなら、無駄な演出が必要だったということなのでしょう。
そんなことを一体ら何でもありだ、という正論は考えないようにしましょう!
クリーデンスの謎がはっきりと解明された!
前二作から謎であったクリーデンスの出生の謎がはっきり解明されたことは大いに評価に値します。
ここからは完全にネタバレになります。
クリーデンスはダンブルドアの弟、アバーフォースの子供だったことが判明!
けれど、不死鳥に選ばれし家系のダンブルドアの血筋たちですが、オブスキュラスという病にどいつもかかり過ぎじゃね、問題がどうしても上がってきてしまいます。
※ちなみに、オブスキュラスとは魔法力を持った人が能力を抑圧されるときに発症してしまう、中二病的な病のこと。クリーデンスやダンブルドアの妹はその病に苦しんでいます。また、治療方法はないという、コロナもびっくりな病! おまけに能力が暴走すると広範囲に被害を発生させ、暴走中は無敵状態という一部の中二病が泣いて喜びそうな病でもあります(かかりたくない!)
不死鳥の家系でありながら、死んでばっかりのダンブルドア家系(これはギャグなのだろうか?)
ただ、クリーデンスの出生に関してかなり腑に落ちたハリポタファン(自称)の私。
どこぞの、何とかウォーズ映画のように、無理やり感あふれる出生でなかったことに安堵感。そこは脚本家であるJK(元凶)の能力の高さには頭が下がるばかり。
マッツ VS ジョニーデップ
本作の悪役にして、ダンブルドアの元カレ・グリンデルバルド役を、服装なダサいで有名なマッツ・ミケルセンが演じています。
前二作は、歩く世界線であるジョニーデップが演じており、どちらがグリンデルバルドにふさわしいかはっきりわかる映画となっていました。
結論から言えば、服装がダサいマッツの圧勝でした。
本作を面白くしたのは間違いないくこの配役あってのことでしょう。
では、私がそう評価した理由を述べます。
まず、歩く世界線ジョニーは素晴らしい俳優であることは言うまでもありません。だからこそ、彼にはハリーポッターには出てほしくなかったのです。
彼は世界系の俳優です。彼が出演するということは、魔法の世界をジョニー世界に変換すること。
どうしても、彼から【ギャグ】の要素を拭うことができないことが原因です。
また、小説を読んでいる私としては、グリンデルバルドのイメージと世界系ジョニーはマッチしていなかったことの上げられます。
例えるなら、大ヒットした朝ドラ【あまちゃん】に阿部サダヲが出演するようなものです。
一方の服装がダサいのマッツはどうでしょう。
グリンデルバルドのカリスマ性・残忍性を見事に演じています。映画館で見た時、本物のグリンデルバルドがそこにいるとはっきり感じ取りました。
ここからは、私の100%の推測(感)ですが、制作陣は最初からマッツを候補に入れていたと思います。けれど、知名度の面から見て、ジョニーを選んだのだと思います。
その根拠として、ジョニーがDVで降板後の制作陣の対応が異常に早かったからです。
私もマッツを見た時、この人ピッタリじゃん! とすぐに思いました。
相変わらずのド文系しかいない、魔法の世界!
頭が悪いで有名な魔法省の役人たちは相変わらずで、グリンデルバルドの立候補を認めてしまうお馬鹿たち(同時に盛り上げ役)
グリンデルバルドが犯罪者であることはどう見ても明白なのですが、論理という概念が欠如した魔法世界ではそれは通用せず、悪役たちが活躍しやすいように作る手法は相変わらず。
これはいい意味でも悪い意味でもですが。
また、前二作のヒロインの姉妹であるクイニーの無能っぷりは半端ないです。
彼女は人間との結婚が認められていない魔法の世界を変えたく、中二病のグリンデルバルドの仲間になりましたが、彼はむしろ人間を嫌っています。
彼の人間に対するヘイトスピーチを聞いていなかったのか? クイニーは前作で裏切ります。
そして、本作では「この組織、中二病すぎてマジでやばい!」と自身のメンヘラを棚に上げてようやく気付くレベル。
また、総選挙で使用される【キリン】を偽物にすり替えられてしまう選挙運営たちはどうなっているのでしょうか?
実はここの描写が非常に少ないため、【キリン】をどうやって持ち込んだかについて説明不足。これでは、運営たちの無能っぷりが鮮明過ぎて辛いです。
ホグワーツを私的なことに利用し、しかも人間であるジェイコブをホグワーツに入れるという危険を平然としてしまうダンブルドアの職権乱用問題
ホグワーツのセキュリティー問題はこの時代から変わっていないことが良く分かりました(笑)
ティナ(元ヒロイン)の出演問題とアスペ系主人公ニュートとの関係
本作の予告で、ヒロインのティナがほとんど出ていなかった件について、私なりの考察を行います。
結論から言えば、別にいらない が解答です。
本作では、ダンブルドアの計画通りに行かない計画を実行します。
そのためには、演出・設定も含めた能力の高い魔法使いが必要になりました。
その結果、ホグワーツで先生がコロコロ変わると有名な教科、【闇の魔術に対する防衛術】に長けたヒックス先生が必要になりました。
仮に、このポジションをティナがやろうとすると、どうしてもニュートとの小学生レベルのラブロマンスを必然的に描かなければならなくなり、また彼女はドジっ子系ヒロインのため、大活躍する人物とは言えません。キャラクター的に使いにくかったのだろうと勝手に推測できました。
ですが、ニュートとの絡みそのものは必要だったことから、最後のシーンで無事に登場しています。
ヒックス先生の魔法のレベルについて
本作の主要女性キャラクターとして、ヒックス先生が登場します。
この人の魔法の演出はとても面白く、今まで見たことのない魔法の演出を観賞することができました。とくにただの人間代表のジェイコブとのコンビが妙に印象に残っており、かなりの当たりキャラクターです。
この演出は劇場で見るに値します。ギャグ的な要素がありながら、魔法を使いこなすだけでなく、状況にあった魔法を適切に使用している点が評価ポイント。
正直、ハリーポッターの魔法対決は演出が単調で退屈だったで・・・・(アバダケダブラ!)
また、前作のダークすぎる2作目のイメージを払拭させることができました。完成度が決して高くなかった2作目をどうにか修正することができたのは、このキャラクターのおかげです。
※このキャラクターは完全無欠な陽キャなので、私はツッコミづらいとです・・・
我らが人間代表ジェイコブについて
負け犬感あふれているが、実は超絶勝ち組の男、ジェイコブ!
自営業のパン屋の経営者として成功し、人間の中で最も魔法の世界を知っており、メンヘラだけど超絶美女をゲットしたりと、人間界の一般人かつメタボ属性の彼。
けれど、バチがあったのでしょう(勝手な私の思い込み&嫉妬)
本作では、世界系のダンブルドアのせいで、つえを持たされ魔法使いのふりをさせられ、ホグワーツでスリザリン生徒たちに嫌がらせをされたり、ヤンデレ彼女のために奮闘した結果グリンデルバルドから貼り付け呪文という名のSMプレイを強要されるなど散々な目に。
けれど、アンチが絶対このキャラクターは最後には報われるので安心しました。
いつもの、どこか抜けているが純粋な心を持っていて、魔法世界から一番迷惑を被っている彼は劇中でも健在でした。実に面白い。
ダンブルドアVSグリンデルバルド 元恋人同士の対決
最終決戦では、元カレ同士の対決になります。
二人の魔法バトルはまるでダンスを楽しんでいる男性同士の恋人のようでした。映像美もすばらしく、イケてるダンディな男性二人の熱いダンスかつ命の奪い合いは、フィギュアスケートのペアスケートのような美しさがあり、お子ちゃまポッターたちでは絶対に描けない完成度の高いシーンでした。
本作は、この元恋人同士を中心に描いており、今までにない作品となっております。
その他、ツッコミどころ!
私がふに落ちない点はキリンの件以外にのいくつかあります。
ジェイコブとクイニーが結婚式を挙げるクライマックスですが、そもそも結婚ができないという設定はどこへいったのでしょうか?
また、グリンデルバルド率いる組織(通称、闇落ち系・人種差別・能力主義者・中二病連合)たちはどうやって生活をしているのでしょうか?
グリンデルバルドは一言で言えば【無職】です!(重要ポイント)
誰が資金援助しているのか不思議でしょうがありません。
他にも、血の誓いペンダントはなぜ壊れたのかが説明不足でした。
総括
前作の消化不良を見事に回収した映画となっていました。
個人的には大満足でしたが、ツッコミどころも多いのが本作。
言いたいことはまだまだありますが、ここまでにします。
個人差はありますが、本作はお勧めですので、ファンは劇場へ足を運ぶべきでしょう。
マッツ演じるグリンデルバルドをはじめ、新旧キャラ達やチコちゃんに「ぼーっと生きてんじゃねーよ」と言われそうな魔法世界(笑)を堪能することができます。
今日は以上です。
ご視聴ありがとうございました。
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