塾講師の日常 ジャイ子との死闘編

塾日記

どうも。
最近雪が降り続け、鬱に近い精神状態になっている野川太郎です。
今日は2017年に塾講師の私が個別指導したジャイ子の続きについて語っていきます。
前回のブログは下記

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ジャイ子、夏休みの課題をサボる

夏期講習でアベンジャーズたちが集団授業を受けている中、個別指導を受けるジャイ子でしたが、私には一つ違和感がありました。

彼女が通っている中学校略して課金中で出題された課題を全く終わらせていなかったのです。

宿題には2種類の終わらせ方があります。

一つは解ける問題をすべて終わらせ、分からない・理解できない問題を私のような塾講師に相談するケースです。このタイプの生徒は基本的に優秀です。勉強を日常的にしているからです。勉強は基本的にした数に比例して学力は向上します。この手の生徒は塾の使い方をよく理解しており、他の教科も指導する時間ができるからです。

けれど、ジャイ子はそのタイプの生徒ではありませんでした。

彼女は塾で宿題を1から終わらせようとするタイプの生徒だったのです。

このタイプの生徒ははっきり言って伸びません。まず、家で勉強をしていないことが露呈しています。この段階で勉強不足です。その不足分を塾で補おうとするには通う時間数が足りません。基本的に生徒は週一での塾通いを行います。その一回で勉強するだけでは勉強の絶対量が完全に不足しているからです。

ジャイ子も例に漏れず、このタイプの生徒であり、私はかなり残念でした。
進学校に絶対に入学したいと豪語していた割には、そこら辺の生徒とやっていることが同じだったからです。

普段、意識の高いことを言っている割に行動しないタイプ、いわゆる意識高い系だったことに私は強く失望しました。課金中の生徒を悪く言い、自分はあいつらとは違うというその中二病的な態度は本当に残念でした。

数学の課題が終わっていない

前回のブログで投稿しましたが、彼女は読書感想文が非常に得意で、その宿題はすぐに終わらせていました。けれど、数学にはほとんど手をつけていませんでした。

数学が手が付けられないほど計算力が無かったなら理解できますが、そんなことはありません。ほとんど解いていなかったのです。

そして、いざ数学のサポートをしようとすると基礎計算もできる場所とそうでない場所が極端でした。このレベルの生徒は応用問題は絶対に解けません。まして、進学校に入ってもついていけません。

私は徹底的にサポートしましたが、すべての問題を教えるほどの時間がありませんでした。また、彼女は英語の文法や理科も不得意であり、サポートすべき場所が他にもあるのですが、決められたコマ数ではサポートしきれませんでした。

ジャイ子、夏休みの勉強をサボる

夏休みの課題をしない彼女ですから、当然通常の勉強もしていません。私がサポートしていない国語や社会は特にそうです。彼女は基本的に塾で自習をしません。

賢い生徒なら、家で集中できなから塾の空きスペースで課題等の自主勉をします。けれど、自意識過剰で基本的に陰キャなジャイ子はすぐに家に帰宅してしまいます。

私は彼女に夏休み中の勉強の大切さを説明したことがありましたが、すべて無駄でした。課金中の課題を終わらせるだけが彼女の勉強でしかなかった。正直、その宿題量は大したことはありません。

しかし、中学生のジャイ子にしてみれば大量の課題に見えたのかもしれません。

彼女は勉強不足を解消することなく、夏休みを終えることになります。

ジャイ子、夏休み明けの実力テストの結果は・・・

夏休みが終わり、実力テストがありました。すると、数学は前回より上がっていましたが他の教科が微妙でした。しかし、重要だったことは課金中の平均点数より上かどうかでした。

この当時の課金中は学力が下がっており、他の中学と比べて最下位レベルと言っても過言ではありませんでした。

だからこそ、せめて彼女には課金中の平均点数よりは上にいてほしかった。けれど、平均点にわずかに届かない点数でした。

読書感想文が強い彼女の憂鬱の取り柄である国語も大した点数ではありませんでした。文章を書く才能と文章を読解する才能は別です。

平均点数より届かなかった彼女でしたが、悔しがっている素振りを見せませんでした。まるで他人事のよう。

私は次第にこの子に対する不信感を募るようになりました。

ジャイ子、陰謀論を唱える

彼女はここで課金中が平均点数を誤魔化しているという陰謀論を唱えたのです。ジャイ子は今まで課金中の闇を私に沢山語ってきました。平均点数を出すタイミングが他の学校より遅かったりと不審な点があったことは事実です。

けれど、それは自身の失態の言い訳でしかなく、同時に現実逃避をしていることになります。

私は表向きは信じているふりをしました。生徒のモチベーションを下げることはしたくなかったからです。けれど、3年生で4月から通っているジャイ子に同情の余地はありません。夏休みの勉強をおろそかにした結果でした。

学校の対する対抗心を武器に勉強に力を注ぐような発言を今までしておきながらこのありあさま。

今にして思えば、自分の学力の低さをすべて学校のせいにしているだけの自意識過剰・思い込みが強いだけでそれを貫けない痛い女子生徒だったのだろうと私は思います。

今日は以上になります。次回はジャイ子、受験編を投稿する予定です。

つづく・・・・・

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